原稿料30円の仕事をする人たちと、スーパースターの違い
WEBライターと一口にいっても、本当にいろいろな人がいる。
WEB出身でスーパースターになっている人もいれば、
紙媒体出身で高い基礎力を持ってWEBで活躍している人も。
なかには、単価30円で仕事を引き受ける人もいるそうな。
1本数十万円で記事を書くスターと比べると、単価の差はあまりに大きい。
私はしがないWEBライターなので、
一般的な紙媒体のライターさんと比べると単価が低い。
でも、一般的なWEBライターさんと比べれば、
今はそこそこいただいている方な気もする。
しかし、何のキャリアもないスタートから今の単価に上げるまでは、
簡単なものではなかった。
それこそ30円の人たちと大差のない仕事から始めたし、
当時から比べれば今の自分は夢を叶えたようなものだ。
もちろん、今では夢はもっと遠く大きなものになっているけれど。
仕事が好きだからこそ、ガツガツがんばれたし、
人が嫌がる仕事もすべて引き受けてきた。
・楽しいから、なんとかできる。
・フリースタイルでお金が稼げて助かる。
・キャリアが少ないのだから仕方ない。
驚くほどの低い単価がはびこる現実は、
この辺りにつけ込まれているような気がする。
また、自分が書いた記事がインターネットに掲載される高揚感は、
一度覚えるとやめられない。
それが大手メディアだったり、有名企業のホームページだったりすると、
その中毒性は増すばかりだ。
報酬<書ける喜び
この図式は決して悪いものではないし、
ライターの成長には欠かせないものだと思う。
でも、紙媒体よりはるかにレベルの低いWEB記事の質を高めるには、
この図式に甘んじてはいけないと思う。
低単価の仕事がはびこる業界が悪いといって、
業界に対して不満を抱くだけじゃ、絶対成長しない。
それじゃ、自分の値段はそんなものと認めてしまっているのと同じだ。
大切なのは、自分で自分の値段を上げること。
セルフプロデュースを常に企画し、どんどん自分を高めるべきだ。
スーパースターたちは、きっとそうした努力を休みなく続け、
その栄光を築いているのだと思う。
そんな人たちに遠い目で憧れるだけじゃ、
きっと何も変わらない。
「自分だってきっとなれる」
そう思い込んで自分を奮い立たせ、
結果を少しずつ重ねていくことが、
単価を上げ、夢の実現につながるのだろう。